セットアップ

XY近接スイッチをつかって固定0原点を設定する

作成日:

2020/11/7

更新日:

2025/2/26

近接センサースイッチの概要

ガントリーシリーズ及びデスクトップシリーズには近接センサースイッチ(英語:proximity switch)が取り付けられています。(下写真はガントリーシリーズのもの)

センサーターゲット(ボルトネジ)に近づくと、センサーが作動するようになっており、・レール上でガントリーの行き過ぎを事前に検知 したり、XYの固定された0原点を作成する
といった役割があります。

実際にこのセンサーを利用し、[C3] XY zeroing routineの設定が可能です。こちらを設定するとセンサーを基準として任意の場所を記録するため必ず固定された原点を作成することができます。

(上写真)ガントリーシリーズのセンサーターゲットボルトと近接センサースイッチ

1.近接センサーターゲット/ストップブロックの位置・状態を確認する(ガントリーシリーズの場合)

センサーターゲットのボルトは緩んでいることがあるので必ず締めておきます。また、センサーの取り付け方によっては、ボルトが直接当たってしまうことがあるので、当たらないか確認します。(センサー側のでっぱりを調整したい場合の手順はサポートに問い合わせてください。センサーは電気が通るものが付近を通ることで通電感知して反応しています。あくまでも非接触検知なので注意してください。)

またボルト位置が下記の図と大きく違うと、うまく反応しなくなるので注意してください。(組み立て時に個体差が出ています。)

例えばこれから設定したい固定原点がセンサーが反応する位置よりさらに0原点側になる場合、設定はできなくなります。

また特に、X軸のストップブロックが適切に取り付けられているかを必ず確認してください。緩んでいたり、位置が適切出ない場合はレールからガントリーが落ちるので大変危険です。

Xレール上のセンサーターゲット・ストップブロック位置

図の数値はすべてインチ
フレームの組立・捨て板の位置・オプションの有無によって個体差が出るため下記寸法から機械ごとの調整が必要となります。ご不明点があればサポートへお問い合わせください。

Yレール上のセンサーターゲット・ストップブロック位置

Yのターゲットやストップブロックの位置は原則変更の必要がありません。

※デスクトップシリーズの場合は、インストールされた状態で届くので、センサーターゲットの位置を物理的に変更することはできません。

2. Vビットを取り付ける

中心位置を確認しやすいようVビットを取り付けます。手元にない場合はストレートやダウンカットビットでも構いません。

※研修を未受講でこの作業を行おうとされている方へ
ビットの取り付け方がわからない方は、基本操作のテキストで「ビットの取り付け方法」を参照した上で行なってください。

3. Tools>ShopBot Setup[TS]を開く

4ページ目の下記のページに行くまでNextをクリックしていきます。
途中のページの設定については別のドキュメントで解説していますのでそちらをご覧ください。

4.センサーの動作確認

ボルトの近くまでキーパッド操作で動かす・または緩めたセンサーターゲットボルトを、センサー側まで近づけます。ガントリーシリーズの場合は、センサー赤いLEDが消えると正常に反応しています。

またSB3側でこのときInputsの番号が光るかも確認します。

ガントリーシリーズの場合は、X軸のセンサーが反応するとInputsの2番、3Y軸のセンサーが反応するとInputsの3番が光ります。

デスクトップシリーズの場合は、X軸・Y軸のセンサーともにInputsの3番が光ります。

※センサーが反応しない場合は、センサーの故障などが考えられるためサポートに相談してください。

5. セットアップルーティンを開始

ラジオボタンの上「Make it easy-」を選び、「Click Here To Make it Easy on Me」を選択します

「run the prox switch setup routine」を選択します

ウインドウが出てきます。YESを押すとキーパッドが自動的に開かれるので、XYの0原点に設定したいポジションに移動させます。

定盤の端っこを0原点にしたい場合は下記のような感じです。設定できたらキーパッドを閉じます。

下記ウインドウが出てくるのでYESを押します。ここを押すと、このあとガントリーが動き始めるので、周囲やガントリー周辺になにか当たるものがないか確認してください。

YESを押すと、近接センサーに向かってスピンドルが動き、距離を測定はじまります。周囲に人がいないか・ストップブロックの設定に問題がないか、確認した上で始めてください。

<設定ルーティンの動きの流れ>
・X軸0方向に向かって動き、センサーに当たりにいく
・センサーに当たって止まる、もう1度設定した原点に戻る、というのを2回行う
・次に同じ動きをY軸でも行う
・設定完了

6.設定完了

設定画面で「the distance between your-」のエリアにそれぞれ数字が反映されていることを確認してください。これはそれぞれセンサーから今固定原点として設定した位置の距離を表しています。

設定に問題がなければNextで次のページにいき、「I’m done」を押し設定を完了させます。
これでC3を押すとXYが設定したゼロ地点に戻るようになりました。

参考:設定した原点を普段使用するには

C3コマンド「[C3] XY zeroing routine」を使用します。まずセンサーに触れにいき、そこから固定位置に動く、というような動きを行い設定した原点の位置に移動します。(設定したとき同様にガントリーが勝手に動くことになるので、動作前は周囲などに注意してください)

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