加工TIPS

刃物紹介/ストレートビットとスパイラルビットの違い

作成日:

2023/1/6

更新日:

2023/1/5

ShopBotやCNC加工で使われる刃物紹介シリーズ。

今回は、ストレートビットとスパイラルビットの違いや選び方についてご紹介します。

加工の形状の結果は同じなのに、刃がまっすぐ付いている「ストレートビット」、刃がねじれている「スパイラルビット」、どちらを選べばいいのー??という方、是非参考にして頂ければと思います!

「ストレートビット」の特徴

ストレートビットは、刃が真っ直ぐついており、ルーターやトリマーで使われている最もスタンダードな形状しているビットです。

◎メリット

  • 切り屑の排出性がいい

  • 比較的安価

  • 研磨を受け付けてもらえる業者が多い

  • ソフトウッド(スギやヒノキなど軟らかい木材)を切削するときは、スパイラルビットより切削面がきれいに仕上がる

× デメリット

  • ロウ付刃が多い→曲がりやすい=衝撃で折れやすい

  • スパイラルビットより、刃の長さが短い(ねじれてない分)→消耗がスパイラルよりは早い

  • 研磨に出しやすいが、研磨に出すと刃径が変わってしあうので、都度設定が面倒


「スパイラルビット」の特徴

刃にねじれがついたルータービットを総じてスパイラルビットといいます。ねじれ向きによってダウンカット・アップカット(左ねじれ・右ねじれ)刃先が丸いもの、テーパーがかかったもの、など種類は様々。

◎ メリット

  • より剛性がある(折れにくい)

  • 硬い材料の切削にも耐えられる(ぶれない)

  • ストレートビットより、刃の長さが長いので、消耗がストレートよりは遅い

  • ねじれの方向に種類があるので、希望の仕上がりに合った刃を選択をすることが可能

×  デメリット

  • ねじれの向きによっては、切り屑の排出性が悪くなる

  • 比較的高価

  • 研磨に技術を要するため、研磨を受け付けてもらえない事がある。もしくは、研磨してもらってもすぐに切れなくなる事がある。


スパイラルビットにのねじれの方向の種類

・アップカット(右ねじれ)

◎ 切り屑の排出性はいい
◎ ポケット加工の底面の仕上がりがダウンカットより綺麗
◎ 排熱性が良いので樹脂素材にも向いている
✖️ トップ側にバリを出しやすい 
✖️ 材料を上に持ち上げてしまう(特に薄い材だと精度に影響しやすい)

・ダウンカット(左ねじれ)

◎ 表面側のバリが出にくい
◎ 材料を押さえつけながら切削できる
✖️ 切り屑の排出性が悪く溝に切り屑がたまり、結果的に刃物を折ってしまうことがある

・コンプレッションビット

刃が上部と下部でねじれ向きを変えている(上部はダウンカット・下部はアップカット)

◎ 表面・裏面とも、バリを抑えることができる
✖️ 1本あたりが高価


<補足>ビットを選定するときポイント【刃の素材と作り方】


♦素材について

・超硬合金(Carbide)

 ハイスより硬い。高い。衝撃で欠けやすい(粘りは弱い)

・ハイス工具/高速度鋼(Hi Speed Steel=HSS)

 超硬よりたわみやすいが粘り強い。熱に弱い。安価。
 ※見た目は変わらないが、持ったときに超硬の方が重く感じるのが特徴。

♦作り方について

・ロウづけ

刃先だけ超硬をつけてつくる(色が違うため見た目でわかりやすい)
◎ 超硬でも安く製作できる
(ex: ストレートビットやVビットや面だしビット)

・ムク

超硬合金の円筒状のものから削り出してつくる
◎ 刃物に剛性が出る
(ex: スパイラルビット)


商品紹介①「定番はこれ!価格もお手頃!」

刃径1/2インチ(約12.7mm)のストレートビット。価格もどちらも3000円代とお手頃。1/4インチや1/8インチの刃径のものより、ある程度の刃の太さがあるので、ストレートビットといえども、簡単に折れたりすることは少ないかと思います。

【商品リンク】
①1/2インチ刃 (シャンク1/2インチ)ストレート 48-072
②1/2インチ刃 (シャンク1/4インチ) ストレート 45226


一番人気!刃径1/4インチ(約6.35mm)のスパイラルのダウンカット。スパイラルなのに、価格が4,000円前後とお手頃かつ、スパイラルビットは持ちが良いので、研磨を出すのは諦めて、消耗品としてどんどん新しいのを使っていくというのも一つの策です!

入隅(コーナー)のRをできるだけ小さくしたいという方は刃径1/8インチ(約3.18mm)もおすすめです!スパイラルなので比較的細くても簡単に折れるということは少ないです!

【商品リンク】
①1/4インチ刃(シャンク1/4インチ) ダウンカット 57-910
②1/8インチ刃 (シャンク1/4インチ) ダウンカット57-240


商品紹介②「高価だけど仕上がりや切れ味のもちがGOOD」

コンプレッションタイプのスパイラルビット。材料の裏面、表面ともバリがでにくいため、
合板や表面上のバリが気になる場合にはおすすめです!
また酸化や切れ味の落ちを防ぐnACoセラミックコーティングが施されています。
刃径1/4インチは1万円超え、刃径1/2インチは2万円超えと高価ですが、ここぞという時に作業効率をあげるには是非!

【商品リンク】
①スパイラルビット 46170-K(刃径・シャンク径1/4インチ)
②1/2インチ刃 コンプレッション 46035-K(刃径・シャンク径1/2インチ)


今回は、ストレートビットとスパイラルビットの違いについてご説明しました!

ストレートビットとスパイラルビットはとてもスタンダードな刃なので、たくさんのサイズの種類があります。

シャンク径はお持ちのコレットによって選んでご購入下さい(お間違えのないように)!
刃長や刃径は加工したい材料サイズによってお選びください!

自分のお気に入りの定番の1本に出合えることを願っております!

ルータービットの購入はこちらから
https://vuild-shopbot.shop-pro.jp/

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