西村拓紀デザイン株式会社(DesktopMAX)「プロトタイピングツールとしてのShopBot」

弊社より卓上型CNCルーターのDesktop MAX(デスクトップマックス)を購入していただいたプロダクトデザイナーの西村ひろあきさんの事務所に先日お邪魔させていただきました。
事務所は3階建で、3階のワンフロアが全て試作のための工房となっています。
プロトタイピングのためのデジタル工作機械
スライドソーやサンダーなどの基本的な木工機はもちろん、デジタル工作機械も幅広く揃っています。
レーザーカッター・カッティングマシン・バキューム成形ツール・3Dプリンタ(光造形式・FDM式)、金工特化のCNCルーターなどがずらりと揃っていました。
プロジェクトに応じて、金属、木、樹脂、紙などあらゆる素材に対応できるよう揃えたそうです。
ShopBotを導入するお客様には4x8板が加工できるガントリーモデルを導入する方が多いのですが、西村さんはカトラリーなど比較的小さいものの試作が多いため、卓上型CNCルーターであるデスクトップモデル(ShopBot Desktop MAX)を導入したとのことです。

西村さんとスタッフの中小路さん。
ちなみにこちらの機種モデル、西村さんが日本初の購入者です!
加工の限界に挑戦する
両面加工を行う場合、材料の位置がずれないようジグなどを工夫する必要がありますが、オリジナルのジグプレートを作成されていました。天板に座標値に合わせた穴をあけて、加工する際、この穴に合わせて材料に平行ピンを打ち込むことで位置がずれないようにしているそうです。

こちらのテクニックを使ってつくられたお猪口。料理人であり、デザイナーであるスタッフの方と共同で「お猪口」を開発中で、その試作とのこと。
なんと厚みはもっとも薄いところで1.5mmだそう!かなり細かいところまで攻めています!

そのほかにも、初期の加工特性を見極めるために実験段階でつくられたカトラリーたち。製品のようなクオリティですが、両面加工や固定方法の実験をしながらできたものとのことです。

機種自体、精度の出るボールネジ式のため大型機種のガントリーツール(PRS alpha)より精細な加工が得意という特徴はありますが、短い間で機械を最大限つかいこなしているのが印象的でした。
あるものを最大限に活用する西村さんのこだわり
こちらの作業台の天板、実はShopBotが入っていた木箱をリユースしています。「目の前に木があるのに、これを捨ててまた新しくホームセンターで買うのは何かおかしいのではないか」と思った西村さんのアイデアで天板になっています。

素材感を大切にし、事務所には材木屋で集めたいろんな銘木が並んでいました。質感や色をみて発想することもあるそう。

今後、ここから生まれるプロダクトを楽しみにしています!
西村拓紀デザイン事務所
WEB http://www.hndi.co.jp/
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